本日の聖書箇所は、リビングライフにしたがって、伝道者の書4:1-16です。
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神がいなければ、この世の中では見える現実だけが全てで、良い悪いの価値はありません。
ですからもしも自分がしいたげられているなら、そこには後の希望を約束するものはなく、またその涙にも意味がありません。
そして実際この世の中には多くの涙があり、悩みがあるのですから、それらには意味も希望もなく、私たちはただ虚しく苦しむしかないのです。
ですから著者(伝道者)は、「死人に、私は祝いを申し上げ」(2)、「存在しなかった者」(3)に「もっと良い」(3)と言うのです。
このように著者(伝道者)は、神なしとする者の側に立ってその前提で人生論を展開しますが、それはそのような前提がいかにむなしいものであるかを、悟らせるためです。
そしてまた神なしとは言い切れない、この世の決してむなしくはない事象に目を留めるようにするのです。
ふたりがまさっていること。
三つ撚りの糸のように一致協力することのすばらしさ。
知恵のある指導者のすばらしさ。
これらは、やはりこの世には何らかの価値や法則があることを暗示しています。
神様がおられるゆえに、この世にはすばらしい価値があること、また価値ある生き方があることを確信しましょう。
またこの伝道者のように、未信者の気持ちにも寄り添って、聖霊の知恵によって宣教しましょう。
祝福を祈ります。