本日の聖書箇所は、リビングライフにしたがって、ヨハネによる福音書7:1-13です。
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前章には「弟子たちのうちの多くの者が離れ去り」(6:66)とあります。
イエス様にとっては、人間的に見れば失意の時であり、慰めや励ましが必要な時でもあります。
イエス様の肉の兄弟たちはそのような兄イエスを見て、きっとやさしい気持ちからでしょう…希望につながるようなアドバイスをしました。
イエス様の奇跡のわざを見て、それを多くの人の前で行うなら、兄は世の成功者になれると考えたのです。
私たちも同じように、人情からありがたい助言をもらうことがあります。
家族であったり、友人であったり、先輩であったりするでしょう。
気持ちを考えると否定もできないものです。
しかしここでは「兄弟たちもイエスを信じていなかったのである。」(5)と書いています。
信仰から出ていなかったのです。
またイエス様の救いの大使命を単なる個人の成功のレベルでしか捕えていなかったのです。
私たちは個人の成功を求めていけないのではありません。
しかしそれよりももっと大きな価値と、それを実現するための使命があるのです。
人情はありがたいですが、それに左右されるなら大切なものを失う場合が少なくありません。
イエス様に対する兄弟のアドバイスは、イエス様の命を危険にさらすことになります。
また全人類の救いという絶大なる成功を損なうタイミングだったのです。
「わたしの時はまだ来ていません。」(6)と言うとおりです。
人よりも神様のみこころを優先できる人になりましょう。
祝福を祈ります。