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エフライム人はイスラエルの部族ですから、ギデオンの味方ではありますが、彼らはクレームをつけに来ました。
ギデオンたちが300人の勇士で戦い、勝敗が決した後に参戦したのがエフライムでした。
彼らは戦利品など勝者の利益が欲しかったのです。
そのような有様は現代でも考えられることです。
自分は責任やリスクを負わないように、ことの成り行きを見守り、先が見えたところで参加して自論や権利を主張するといった行動です。
それに対してギデオンは知恵を持って対処しています。
「あなたがたの方がすばらしいことをしてくれた。よりよい結果を得た。」と言って、相手の心を「和ら」げた(3)のです。
これが主の戦いであること、主の力で与えられた勝利であること、これからもともに歩むべき同胞であることなどを思い、ギデオンは聖霊様から知恵と忍耐をいただいたのでしょう。
一方スコテとぺヌエルの人々に対しては、ギデオンは報復を誓っています。
彼らはイスラエルの部族であるのにもかかわらず、まだギデオンたちの勝利を疑っており、リスクを犯さないで自己中心だったからです。
ギデオンは感情で言ったのではなく、まず優先課題であるミディアン人問題を解決し、その後で対処しようとしています。
私たちには感情よりも優先させるべきことがありますし、また感情よりも大切な主の勝利というものがあるのです。
祝福を祈ります。
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