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ギデオンは統治者になるようにと要請されましたが、これを断りました。
その代わりにエポデ(祭司の式服)を作りましたが、これが偶像になってしまいました。
ギデオンの死後、イスラエルはまた神の御心から離れ、淫行を行うようになり、ギデオンの家族に不誠実になってしまいました。
ギデオンの「主があなたがたを治められます。」(23)ということばは真理ではありますが、しかし現実的ではありませんでした。
すなわちイスラエルは主に治められることを好まなかったのです。
ギデオンの謙遜はすばらしいものですが、一方霊的な状態を看破して自分の役割を果たすことも必要な場合があることをも忘れてはならないでしょう。
ギデオンが作ったエポデは神様によって命じられた善きものでありましたし、それがミディアン人への勝利を記念するものであったなら、なおすばらしいものであるはずです。
しかしこれが偶像となり民の堕落のきっかけとなったのです。
どんなに良い起源があったとしても、それが神ご自身から離れてしまうなら、簡単に偶像となってしまうという顕著な例です。
それがイスラエルの霊的堕落を生み、ギデオンによってもたらされた信仰を忘れさせ、さらにはその家族への尊厳もなくなってしまったのでしょう。
神を第一にし中心にしないことが、すべての問題の原因になってゆくのです。
祝福を祈ります。
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