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ツォファルの主張は正しいようですが、後に主から「真実を語らず」(42:7)と言われていることは見落とせません。
ここで彼は「心の焦り」(2)に陥り、自分たちの因果応報の主張が聞き入れられないことで、「侮辱」(3)されたと過剰反応してしまいました。
そして自分には「悟り」(3)があると思い込んでいます。
人間同士の言い争いとはこのようなものではないでしょうか。
プライドのため、自分の立場主張を守るための争いとなっていくのです。
悪者の滅びについて主張しても、ヨブの心に響かないのは当然です。
ローマ人への手紙12:18には「自分に関することについては、できる限り、すべての人と平和を保ちなさい。」とあります。
自分のプライドや立場に関して、人と争っても誉にはなりません。
また12:21には「悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」とあります。
語る者には愛の配慮、聞く者には謙遜が求められるのです。
そのような者が「悪に打ち勝つ」のです。
祝福を祈ります。
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