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ヨセフは以前も兄たちが互いに愛し助け合うようになっているかどうかを知りたくて、シメオンを人質に取りました。
今度は弟のベニヤミンですが、彼は父ヨセフの年寄り子であり、最も愛した妻ラケルの子どもです。
すなわちヨセフと同じように、他の兄たちから妬まれるような存在だったのです。
そこでヨセフは、兄たちは彼をもかばって守ろうとするかどうかを見たかったのです。
またユダは「神がしもべどもの咎を暴かれた」(16)と言うように、罪を犯した(と思われている)ベニヤミンさえもかばうかどうかをも確認したかったのでしょう。
つまり兄たちの変化が本物かどうかを見たかったのです。
かつてヨセフを奴隷として売り飛ばしたユダは、今は弟をかばって全員でその罪を負おうとしています。
彼の誠意は本物でした。
肉の兄弟また家族、そして霊の兄弟姉妹と家族は互いに赦しあいかばい合うべきです。
そこから神様のみこころにかなった素晴らしい解決と勝利の可能性が開けてきます。
ヨセフの兄たちは身に起きた苦難によって、かつて自分たちがヨセフにした罪に気づきました。
そして真摯に罪を認めて悔いるところから、このような誠実な者への変化が始まったのです。
苦しさから脱出することばかり求めるよりも、そこから学び、悟り、善き者へと変えられるチャンスとしましょう。
祝福を祈ります。
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