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終わりの日とは、終末というよりも後の時代という意味です。
ルベンの子孫であるルベン族は、イスラエルに与えられた約束の地カナンに入る際には、みなと共にヨルダン川を渡らずに、東側に定住しました。
そしてその後に滅びてしまったものと思われます。
またルベン族からは士師、王、預言者などは生まれませんでした。
そのような呪いは、ルベンが父のそばめと寝て寝床を汚したことに起因しています。
それについてヤコブは告発しています。
先祖の罪の性質はその子孫にまで影響することを考える必要があります。
水のように捉えどころのない奔放さは、後のルベン族の自分勝手な定住にも関係しているのかもしれません。
またこれは神様の一方的なご計画ととることもできます。
後にルベン族を減少させた神様ではありますが、それには深い摂理があったと考えられます。
ただ、それでも不公平だとも感じるかも知れません。
しかし私たち人間には、ルベンのような罪があるので、それを思えば神様が不当だと非難することはできないのです。
ヤコブの呪いは、人間の罪ゆえの結果と取ることもできますし、また神様のご計画とも取ることもできます。
その両方が正しいのではないでしょうか。
シメオンとレビもまた、妹ビルハの復讐のために多くの人を殺した、その罪を訴えられ、また呪われています。
シメオン族もまた衰退し、ユダ族に吸収されてしまったようです。
私たちは生まれつきのままでは、このルベンなどのように、罪ゆえに呪われたものです。
しかし十字架のイエス様とともに死に、またともに生きることによって新しくされたのです。
今は呪いの中にはないことを感謝しましょう。
そして、新しい生き方、すなわち罪によってではなく、御心によって生きましょう。
祝福を祈ります。
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