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神はない、この世はむなしい…と言う人の一つの根拠は、悪者がそのままにされているではないかということです。
神がいるなら正義のさばきがあるはずだというのです。
それに対して伝道者は確かにそのままでは「空しい」(10)、神がいないなら「食べて飲んで楽しむよりほかに、人にとっての幸いはない。」(15)と認めます。
しかしこれは神がいないならという前提に立てばという話です。
「すべては神のみわざ」(17)であって、「人は日の下で行われるみわざを見極めることはできない」(17)のです。
ですから、「悪い行いに対する宣告がすぐ下されない」(11)からといって、神はいないということにはならないのです。
むしろ「悪い行い」へのさばきが下されるなら、誰もが滅びを宣告されるわけで、忍耐を持って待っていてくださるのが神です。
私たちはその救いを伝える伝道者です。
むなしさから解放された私たちは、それにふさわしい意義ある生き方によって世の光となって、この書の伝道者のように、救いを伝えましょう。
祝福を祈ります。
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