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もしも人間か神の存在を認めないなら、人間を含むすべてのものもただ偶然によって存在しているというほかありません。
ただ無目的に存在してしまったのだということです。
そして偶然ですからそこには何の判断も価値基準もありません。
すべてが無価値で無意味なのです。
当然人間の生き方も、知恵ある生き方も愚かな生き方も、両者には区別がないはずです。
神がいないとするなら、その論理的な結末はそのような世界観です。
いや世界観自体あり得ないのです。
しかしここで伝道者が強調するのは、知恵ある生き方と愚かな生き方があるのだということです。
両者は右と左のように相容れないものであり、もしも知恵がなければ、掘る穴に「落ち」(8)、作業中に「蛇にかまれる」(8)のです。
「知恵は人を成功させるのに益になる」のだとしたら、この世は知恵によって理解されるような秩序があるのだということであり、そのような秩序を創造された知恵ある創造者がいるということです。
完全な知恵によって万物を創造なさった神様をほめたたえましょう。
その知恵をいただいて生活するとき、また仕事をするとき、学ぶとき、神様に感謝しましょう。
また人類共通の知恵によって、未信者の方とも理解し合い、知恵の源である主を証する機会を探りましょう。
祝福を祈ります。
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