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マルコ福音書のテーマはいうなれば、”イエスがいかに力ある御父の働き手であるか”というものです。
(その最たるものは十字架によるあがないです。)
人間的に見れば、一般的に力ある者は雄弁で、自分の正しさを効果的に主張し、相手の心を動かして、自分の目的を成し遂げるというものでしょう。
しかしイエス様は違いました。
「イエスはもはや何も答えようとされなかった」(5)のです。
イエス様は全てを父なる神にお任せするという、最も効果的で力ある道を知っておられたからです。
そして御自分の主張は控えて、父なる神のみこころのみを求めるという、最も雄弁な道を知っておられたのです。
私たちは自分の不利に際して、あせってあれやこれやと言いたくなるものです。
または立場が悪くならないようにと、時には相手をやり込めたくなるものです。
しかしそれは全く効果的ではなく、雄弁でもなく、非効率的であることを知りましょう。
全能の神のみこころに委ねること、これが本当に力ある者なのです。
また、時には何も申し開きの機会が与えられないまま、悔しい思いをすることがあるかもしれません。
そのときも御父に委ねることのすばらしさを感謝しましょう。
イエス様と同じ道を歩み、栄光を見ることができるのです。
祝福を祈ります。
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