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10節までの「神の人」はすばらしい預言者でしたが、ここで彼は失敗を犯します。
偽物とも思えるような預言者が彼を「だまし」(18)て、神様の命令に背かせ、この「神の人」(12)は獅子に殺されたのです。
彼にどんな落ち度があったのでしょうか。
神様が「パンを食べてはならない」(22)と命じられたのには理由があります。
彼はヤロブアムとイスラエルの反逆を厳然と非難しなくてはなりませんでしたが、この地で誰かと食事をするということは親しい交わりをすることを意味します。
そこからこの「神の人」(12)の預言活動が、妥協的なものなってゆくことを神様は見抜いておられたのです。
妥協は偶像礼拝の入り口です。
またこの「年老いた預言者」(11)は、ヤロブアムの反逆にも意義を唱えることなく、保身のためか預言者として王の罪を容認していました。
彼は自分のために「神の人」(12)から、今後の身の振り方のために情報を得たかったのだと思われます。
そのような人とまるで一致しているかのような言動は、真の預言者としては許されないことだったのです。
皮肉にも「年老いた預言者」(11)が本当に預言したのは、「神の人」(12)のさばかれることでした。
ここに神様の主権が表されます。
最後まで主に従いましょう。
人間関係の妥協よりもみこころを選び取りましょう。
祝福を祈ります。
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