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パウロが意図したのはケファすなわちペテロへの批判ではありません。
彼の評判を貶めるためにこれを書いているのではないことは明らかです。
9節にあるように、パウロはペテロを尊重していたのです。
だからこそ彼はペテロを非難したのでしょう。
ペテロの行動が影響力を持っていたからであり、ペテロと共に一致したかったからです。
ただし、その後にペテロがどのように弁明したかは書かれていません。
彼は彼で信仰の弱い人への配慮をしていたのかもしれないのです。
ここでパウロが強い口調で論じているのは、福音の十全性です。
十字架は救いにとって必要にして十分であるということです。
これはどんなに強調してもし過ぎることはありません。
たとえ人間関係が壊れたとしても(ペテロとの仲は悪くなりませんでしたが)、イエス様の十字架の救いが損なわれることは避けなければなりません。
パウロのように永遠の命を何よりも大切なものとし、イエス様の十字架を何よりも尊いものとして、行動を決めて行きましょう。
祝福を祈ります。
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